歯列矯正にかかる期間はどれくらい?|装置による違いと、治療をスムーズに進めるコツ

歯列矯正の期間について説明する女性

「歯列矯正って、終わるまで何年くらいかかるの?」
「抜歯がある場合とない場合で、治療期間は変わるの?」

歯列矯正を検討している女性

こんにちは。

名古屋市千種区の歯医者、ちくさ池下歯科・矯正歯科 院長の河村篤志です。

矯正相談にいらっしゃる患者様から、非常によくいただくご質問があります。 

「矯正治療って、どれくらいの期間がかかるんですか?」
「イベントまでに歯並びをきれいにしたいのですが、間に合いますか?」

歯列矯正は、人生の中でも比較的長いお付き合いになる治療です。そのため、お仕事や学校、結婚式などのライフイベントを考えると、「いつ始めて、いつ終わるのか」という見通しはとても大切ですよね。

実際、歯列矯正は見た目の改善だけでなく、かみ合わせや口腔環境の改善にも大きな効果がある治療です。しかし、時間がかかるイメージが強く、なかなか一歩を踏み出せないという方も少なくありません。

確かに期間は重要です。しかし、スピード重視の矯正は、後戻りや噛み合わせの不調を招くリスクがあるかもしれません。

今回は、歯列矯正にかかる一般的な期間や、装置による違い、そして治療期間を左右するポイントについて、分かりやすく解説していきます。

1.歯列矯正の平均的な期間(大人の場合)

大人の歯列矯正の期間

結論からお伝えすると、大人の全体的な矯正治療にかかる期間は、おおよそ1年半〜3年が目安となります。

「思ったより長いな」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。 なぜこれだけの時間がかかるのかというと、矯正治療は単に歯を力で引っ張っているのではなく、骨の代謝(生まれ変わり)を利用して、歯を少しずつ移動させているからです。

無理に早く動かそうとすると、歯の根っこや神経を痛めたり、思わぬ動きが生じてしまうリスクがあります。健康な歯と、長期的に安定した噛み合わせを作るためには、どうしても生物学的に必要な時間があるのです。

2.矯正装置によって治療期間は変わる?

装置ごとの矯正期間

「マウスピースの方が早く終わりますか?」というご質問をよくいただきますが、実は「装置そのものが期間を決める」というよりは、「お口の状態(症例の難易度)」と、「それに対して選ぶ装置の適応範囲」によって目安が決まってきます。

■ ワイヤー矯正(表側矯正)

期間目安: 1年半〜2年半

特徴: 最も適応範囲が広く、「比較的簡単な症例」から、「抜歯が必要な、複雑で難易度の高い症例」まで確実に対応できます。こうした難しいケースは物理的に歯を動かす距離が長いため、結果として治療期間も長くなる傾向にあります。

■ マウスピース矯正(インビザライン、クリアコレクトなど)

期間目安: 1年〜2年

特徴: 主に軽度〜中等度の症例に向いています。比較的整えやすい状態に対して選ばれることが多いため、ワイヤー矯正と比較して期間が短く見えるケースが多いのが特徴です。

注意点: 1日20時間以上の装着が前提です。装着時間を守れない場合、シミュレーション通りに進まず、ワイヤー矯正よりも期間が延びてしまうこともあります。

■ 部分矯正(前歯のみなど)

期間目安: 6ヶ月〜1年

特徴: 「前歯の数本だけを整える」といった限定的な移動です。動かす範囲が最小限のため期間は最も短いですが、全体の噛み合わせの改善には向きません。

大切なのは「早く終わる装置を選ぶ」ことではなく、「あなたの理想のゴール(噛み合わせ)に対して、最短かつ確実に到達できる手段はどれか」を診断することです。名古屋市千種区の歯医者 ちくさ池下歯科・矯正歯科では精密なシミュレーションに基づき、最も効率的なプランをご提案します。

3.「保定期間」の重要性について

歯列矯正後の保定期間

実は、「歯がキレイに並んだ!」と思っても、そこがゴールではありません。

 矯正治療には、歯を動かす期間のあとに、「保定期間」という非常に重要なステップがあります。

移動したばかりの歯は、まだ骨の中で安定しておらず、元の位置に戻ろうとする力(後戻り)が働きます。 せっかく整えた歯並びが崩れないよう、「リテーナー」と呼ばれる保定装置をつけて、歯の位置を記憶させる期間が必要です。

保定期間の目安:1年半〜2年

「まだ装置をつけないといけないの?」と思われるかもしれませんが、この期間を丁寧に過ごすことが、一生モノの笑顔を守る秘訣です。

名古屋市千種区の歯医者、ちくさ池下歯科・矯正歯科では、この保定期間で歯並びの経過観察とあわせて、虫歯や歯周病の徹底的な予防処置を行い、お口全体の健康度を引き上げていきます。

また、保定期間中にホワイトニングを行う方も多くいらっしゃいます。整った歯並びをより白く輝かせ、自信に満ちた口元を一緒に完成させていきましょう。

4.治療がスムーズに進む人、長引いてしまう人の違い

同じような歯並びでも、予定より早く終わる方と、長引いてしまう方がいらっしゃいます。その違いはどこにあるのでしょうか?

  • 装着のルールを守れているか:マウスピース矯正では、装着時間が短いと歯が動かないため、決められた装着時間を守ることが重要です。ワイヤー矯正の場合も、顎間ゴム(エラスティック)の使用を徹底することで、治療効果が高まります。
  • お約束通りの通院:定期的な調整が遅れると、その分ゴールも遠のいてしまいます。
  • お口の癖:舌で歯を押したり、食いしばったりする癖があると、歯の動きを妨げてしまうことがあります。
  • お口の清潔さ:治療中に大きな虫歯ができると、矯正を中断して治療しなければならないことがあります。

名古屋市千種区の歯医者 ちくさ池下歯科・矯正歯科では、矯正治療だけでなく、お口周りの筋肉のトレーニング(MFT)や虫歯予防のケアもトータルでサポートし、最短ルートでゴールを目指せるようお手伝いしています。

5.まとめ|一生モノの笑顔のために

イベントに合わせてできる歯列矯正

いかがでしたでしょうか。

 歯列矯正は、年単位の時間がかかる治療です。しかし、その先には「見た目の美しさ」だけでなく、「しっかり噛める健康な噛み合わせ」と「自信を持って笑える口元」が待っています。

もし、結婚式や成人式、就職などのライフイベントを控えている場合は、そこから逆算して治療計画を立てることも可能です。 「間に合わないかも」と諦める前に、まずは一度ご相談ください。

【専門医の連携で、長い治療期間も全力でサポートします】

名古屋市千種区にある歯医者 ちくさ池下歯科・矯正歯科では、 日本矯正歯科学会認定医の資格を持つ副院長と、 日本口腔インプラント学会専門医・日本補綴歯科学会専門医・日本顎関節学会専門医の資格を持つ院長とで、 見た目の美しさはもちろん、「長期的に安定する噛み合わせ」を重視した矯正治療を提供しています。

年単位の時間がかかる治療だからこそ、各分野の専門家が連携し、患者様のゴールまで責任を持ってサポートいたします。

まずは相談だけでも、もちろん可能です。

期間や費用、治療への不安について、ぜひお気軽にお問い合わせください。

名古屋市千種区の歯医者 ちくさ池下歯科・矯正歯科 院長 河村篤志

池下駅から徒歩2分の歯医者 |ちくさ池下歯科・矯正歯科

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