
こんにちは。
名古屋市千種区の歯医者、ちくさ池下歯科・矯正歯科 院長の河村篤志です。
お子様の歯並びを見て、こんな風に迷われたことはありませんか?
「子どもの歯並びが少し気になるけれど、いつ相談すれば良いの?」
「矯正治療は、大人になってからでも問題ないの?」
これらは、小児矯正をご検討される保護者の方から非常によくいただくご質問です。
結論からお伝えすると、子どもの矯正(小児矯正)と大人の矯正は、「目的」も「アプローチ」も大きく異なります。
そして、この違いを正しく知っていただくことが、将来後悔しない選択につながります。
今回は、意外と知られていない「小児矯正と大人の矯正の違い」について、名古屋市千種区の歯医者、ちくさ池下歯科・矯正歯科 院長の河村篤志と、副院長の河村智子が分かりやすく解説していきます。
目次
1. なぜ「子どものうち」が将来の歯並びを左右するのか

「子どもの歯並びが少し気になるけれど、まだ早いかな?」
「全部永久歯に生え変わってからでいいんじゃない?」
そう思われるお気持ち、よく分かります。
しかし、結論から言うと、小児矯正と大人の矯正は、そもそも目指しているゴール(目的)と戦い方が全く別物なのです。
この違いを理解せずに「とりあえず待つ」という選択をしてしまうと、本来なら簡単に治せたはずのものが、大人になってから大掛かりな治療が必要になってしまうこともあります。
そのため、名古屋市千種区の歯医者 ちくさ池下歯科・矯正歯科では、まず初めにこの「目的の違い」から保護者の方へ丁寧にお話ししています。
2.最大の違いは「成長」を利用できるかどうか

では、具体的に何が違うのでしょうか。
最も大きな違いは、「顎(あご)の成長」という強力な味方がいるかどうかです。
■ 小児矯正の特徴(成長期)
小児矯正は、成長途中の顎の発育をコントロールしながら治療を行います。
- 顎の幅を広げたり、前後的な成長を誘導できる
- 歯が並ぶための「スペースそのもの」を作れる
- 将来の抜歯リスクを下げられる
つまり小児矯正は、単に歯を並べるだけでなく、歯並びの“土台づくり”を目的とした治療と言えます。
■ 大人の矯正の特徴(成長終了後)
一方、大人の矯正はすでに顎の成長が止まっています。
- 今の顎の大きさの中で、歯を動かして並べる治療が中心
- スペースが足りない場合、抜歯が必要になることがある
- 骨格的なズレは手術でないと治せないこともある
大人の矯正は、限られた条件の中でいかにきれいに並べるかという治療になります。
3.「部屋」と「家具」で考えると分かりやすい!

少し専門的な話になりましたので、名古屋市千種区の歯医者 ちくさ池下歯科・矯正歯科のカウンセリングでは、歯並びのイメージを「部屋」と「家具」に例えて説明しています。
- 顎の骨 = 部屋
- 歯 = 家具
もし、小さな部屋(顎)に、大きな家具(歯)がぎっしり詰め込まれていたらどうなるでしょうか?
部屋の中は家具で溢れかえり、ガタガタに乱れてしまいますよね。
【大人の矯正の場合】
部屋の大きさ(顎)はもう変えられません。
きれいに並べるためには、家具(歯)をいくつか捨てて(抜歯して)、スペースを作る必要があるケースが多くなります。
【小児矯正の場合】
部屋(顎)そのものをリフォームして、広げることができます。
部屋が広くなれば、家具(歯)を捨てなくても、すべての家具をきれいに配置できる可能性がグンと高まります。
これが、名古屋市千種区の歯医者 ちくさ池下歯科・矯正歯科が「成長期の介入」をおすすめする最大の理由です。
4.よくある誤解

ここで、名古屋市千種区の歯医者 ちくさ池下歯科・矯正歯科の無料相談でも、保護者の方からよくいただく「2つの誤解」について、正直にお答えしたいと思います。
誤解①「小児矯正をすれば、将来絶対に歯を抜かなくて済むの?」
小児矯正には「成長を利用できる」という大きなメリットがあります。
しかし、「絶対に抜歯矯正が必要なくなりますか?」と聞かれると、答えは「NO」です。
なぜなら、成長には個人差があるからです。
例えば、お子様の身長が将来何センチになるか、正確に予測することはできませんよね?
それと同じで、顎がどこまで成長してくれるかも、完全には予測できないのです。
結果的に抜歯が必要になるケースもゼロではありません。
ただ、「その時にしかできない成長のアシスト」をしておくことで、たとえ抜歯が必要になったとしても、治療の難易度を下げられたり、より良い噛み合わせを作れるというメリットは確実にあります。
誤解②「永久歯が生えそろってから矯正を考えればいい」
「今は様子を見て、全部大人の歯になったら始めよう」という考え方もよく耳にします。
確かに、大人になってからでも歯並びは治せます。
しかし、成長が終わってからでは、以下のようなリスクが高まる可能性があります。
- 健康な歯の「抜歯が必要になる」
- 歯が動きにくく「治療期間が長くなる」
- 受け口などの「骨格的な問題が残る」
小児矯正は、単に装置をつけるだけでなく、将来のリスクを減らすための「今しかできない準備」をしておく期間でもあるのです。
名古屋市千種区の歯医者 ちくさ池下歯科・矯正歯科では、単に歯を並べるだけでなく、お子様の成長とお口の将来を見据えた矯正治療を大切にしています。
5.小児矯正が向いているケース(チェックリスト)
「うちの子は矯正が必要?」と迷ったら、以下のサインがないかチェックしてみてください。
- 前歯が大きくガタガタしている
- 出っ歯・受け口が気になる
- お口が常に開いている(口呼吸)
- 指しゃぶりなどの癖が続いている
- 食べるのが遅い・よく噛めていない
これらは単なる見た目の問題だけでなく、顎の成長や噛み合わせに影響するサインです。
当院の考え方:大切なのは「評価」です
名古屋市千種区の歯医者 ちくさ池下歯科・矯正歯科では、「とにかく早く装置をつけましょう」とはお伝えしていません。
- 年齢
- 顎の成長段階
- お口の機能(舌・呼吸・姿勢)
これらを総合的に診断し、「今はまだ治療せず、経過観察をする」という判断をすることも多々あります。
大切なのは、必要な時期に、最小限の介入を行うことです。
6.まとめ|小児矯正と大人の矯正は“別の治療”です

いかがでしたでしょうか。
最後に、今回のポイントをまとめます。
- 小児矯正:将来のための「予防と準備」
- 大人の矯正:今ある歯並びを「整える治療」
もっとも大切なのは、「今すぐ治療を始めるかどうか」よりも、「今のうちに専門家の目で評価をしておくかどうか」です。
お子様の歯並びや成長で気になることがあれば、ぜひ一度、名古屋市千種区の歯医者 ちくさ池下歯科・矯正歯科にご相談ください。
「まだ早かったね、安心したね」で終わることも、立派な診断の一つです。
将来を見据えた最適なタイミングを、一緒に考えていきましょう。
【専門医によるチーム医療で、お子様の成長を見守ります】
名古屋市千種区にある歯医者 ちくさ池下歯科・矯正歯科では、 日本矯正歯科学会認定医の資格を持つ副院長 河村智子と、日本口腔インプラント学会専門医・日本補綴歯科学会専門医・日本顎関節学会専門医の資格を持つ院長 河村篤志 とで連携し、 お子様の成長を考えた、噛み合わせのバランスと審美性を重視した矯正治療を提供しています。
単に歯を並べるだけでなく、「顎」や「噛み合わせ」の専門家が在籍しているからこそ、成長期のお子様に最適な治療計画をご提案可能です。
まずは相談だけでも、もちろん大丈夫です。 保護者の方が抱えるお悩みや不安について、ぜひお気軽にお問い合わせください。
名古屋市千種区の歯医者 ちくさ池下歯科・矯正歯科 院長 河村篤志